WordPressでブログや企業サイトを運営していると、「カテゴリー」と「タグ」の使い方に迷う方は多いのではないでしょうか。実はこの2つをきちんと使い分けることが、SEO効果を高めるうえでとても重要です。間違った使い方をしてしまうと、重複コンテンツが発生してサイト評価を下げてしまうリスクもあります。この記事では、カテゴリーとタグの違いをわかりやすく解説し、SEOに強いサイト構造を作るための正しい使い分け方を紹介します。
*重複コンテンツとは同じ内容なのにURLが異なることを指します。両方ともインディックス指定しているとGoogle先生から目をつけられるので気をつけましょう。どうしても重複コンテンツができてしまったときは、片方のページはnoindex指定するか、代表ページへcanonicalを向けるなどの処理が必要です。
カテゴリーとタグの基本的な違い
まず、Wordpressのカテゴリーとタグそれぞれの役割を整理しておきましょう。
カテゴリーは、記事を大きなテーマごとに分類するための「本棚の棚」のようなものです。Wordpressでは必ず1つ以上設定する必要があり、サイト全体の構造を決める重要な要素です。階層構造(親カテゴリー・子カテゴリー)を持てるため、ジャンルをツリー状に整理できます。Wordpressを最初にインストールした際にできているカテゴリーは未分類(uncategorized)です。これはできるだけ使わないようにしましょう。カテゴリーに入れにくい記事はその他のようなカテゴリーを作って、そこに入れるようにしましょう。
タグは、記事の細かいキーワードや補助的な情報を付与するための「付箋」のようなものです。階層はなく、複数付けることができます。記事横断的に関連コンテンツをつなぐ役割を果たします。
一言でまとめると、カテゴリーは「大分類・必須」、タグは「小分類・任意」と覚えておくとわかりやすいです。
SEOを意識したカテゴリー設計のポイント
カテゴリーはサイトのナビゲーション構造に直結するため、SEOへの影響が特に大きい要素です。以下のポイントを意識して設計しましょう。
カテゴリー数は絞り込む
カテゴリーを増やしすぎると、1カテゴリーあたりの記事数が少なくなり、カテゴリーページの評価が下がります。目安として、サイト全体でできれば5〜10個程度に収めるのが理想です。将来的に記事が増えることを見越して設計しましょう。これは最初にある程度、決めておくのがいいです。後から、これも、これも、となるパターンが多いので、このサイトのカテゴリーは◯◯と✕✕と△△と「その他」のように決めておくのが理想です。
カテゴリーページを充実させる
WordPressのカテゴリーページはそれ自体がSEOの対象となります。カテゴリーの説明文(ディスクリプション)を設定しておくと、検索エンジンがそのカテゴリーのテーマを理解しやすくなります。管理画面の「投稿」→「カテゴリー」から編集できます。お使いのテーマやプラグインによっては、この機能が充実しています。標準機能より充実している機能をお使いの方はそちらを利用しましょう。

スラッグは英語・小文字・ハイフン区切りで
カテゴリーのスラッグ(URL内に使われる文字列)は、日本語ではなく英語の小文字とハイフンで設定しましょう。例えば「WordPressポイント」というカテゴリーなら、スラッグは例えば「wordpress-tips」とします。日本語スラッグはURLエンコードされて長くなり、見た目にも不利です。
タグの効果的な使い方と注意点
タグは使い方を誤ると、インデックスされたくない薄いページを大量生成してしまう原因になります。次のルールを守って使いましょう。
タグは記事横断のキーワードにのみ使う
「そのタグで3記事以上まとめられるか?」を基準にしてください。1〜2記事にしか使わないタグは不要なページを生成するだけです。例えばWordPress関連サイトなら「ブロックエディター」「プラグイン」「SEO対策」といった、複数記事にまたがるキーワードをタグにするのが適切です。
タグページはnoindexを検討する
タグページのコンテンツが薄い場合は、検索エンジンにインデックスさせない設定(noindex)も有効な手段です。Yoast SEOやRank Mathなどのプラグインを使えば、タグアーカイブページのインデックス設定を一括で管理できます。タグページごとの設定が有効です。このタグページはコンテンツが沢山あるから、インデックスさせる、このコンテンツは薄いからインデックスさせない、のような使い分けが大切です。
タグの数は1記事あたり3〜5個が目安
タグを付けすぎると関連性が薄れます。1記事につき3〜5個を目安に、その記事の核となるキーワードを厳選して付与しましょう。
よくある失敗パターンと改善策
WordPressを使い始めた方がよく陥るミスを3つ紹介します。
失敗1:カテゴリーとタグに同じキーワードを使う
「WordPress」というカテゴリーを作り、同じく「WordPress」というタグも付けるケースです。これは重複コンテンツにつながるため避けましょう。カテゴリーとタグは役割を分けて、同じキーワードの重複を防ぐのが基本です。
失敗2:「未分類」のまま放置する
WordPressにはデフォルトで「未分類(Uncategorized)」カテゴリーが存在します。これを使い続けるのはSEO上もUX上もあまり好ましくありません。必ず自分のサイトに合ったカテゴリーを作成し、未分類は使わないよう設定しましょう。
失敗3:カテゴリーを後から大幅変更する
公開済み記事のカテゴリーを後から変更すると、URLが変わる場合があります(パーマリンクの設定によります)。できるだけ変更をしないようにすること、仮に変更する場合は301リダイレクトの設定も忘れずに行いましょう。
まとめ
カテゴリーとタグの違いと使い分けについてまとめます。
- カテゴリーはサイトの大分類・必須設定。5〜10個程度に絞り、説明文も記入する
- タグは補助的なキーワード。3記事以上使えるものだけに絞り、1記事につき3〜5個が目安
- スラッグは英語・小文字・ハイフン区切りで統一する
- カテゴリーとタグに同じキーワードを使わない
- タグページの内容が薄い場合はnoindex設定を検討する
カテゴリーとタグを正しく設計することは、読者にとって使いやすいサイト構造を作るだけでなく、検索エンジンからも評価されやすいサイトにつながります。ぜひ今のサイト構造を見直して、SEOに強いWordPressサイトを目指してみてください。

